エイズ予防へ 中米合作プロジェクトがスタート


 米国政府が出資し、米疾病予防センター(CDC) が実施する「エイズの予防と治療に関する中米合作プロジェクト」が13日、北京でスタートした。

 同プロジェクトの北京での最終目標は、北京でのエイズまん延を効果的に抑制し、エイズ感染者から健康な人への2次感染を防止することだ。主な課題として、次の点が挙げられている。

 (1)感染監視の範囲を拡大し、監視作業の質を向上させる

 (2)1985年以降に北京の検査で見つかったエイズウイルス(HIV)の感染者への追跡調査を行う

 (3)感染監視システムの作業能力向上や人材育成に努める

 (4)HIV検査陽性者を対象に、エイズ関連知識のPR活動を強化し、他者への感染の危険を減らす

 (5)医療関係者や、エイズ感染者との接触の機会が頻繁な公安(警察)関係者への訓練を強化する

                    「人民網日本語版」 2004年4月14日