史上最短の春? 北京に来週にも「夏」到来か


 気象学の専門家が14日発表した予報によると、北京の気温は引き続き上昇傾向が目立ち、20日までに気候学上の夏季に入るとみられる。北京にとって、史上最短の春となりそうだ。

 北京市専業気象台の総工程師の周暁平氏は、最近の気温上昇の状況を「異常な温度上昇」の一言でまとめた。周総工程師によると、北京の日中平均気温はここ数日、例年5月上旬並の気温に近かった。日中の平均気温は7日には12℃前後だったが、翌日の8日には気温が急速に上昇し、最高気温が約28℃に達した。9日は、一部地域で最高気温30℃を記録し、史上まれに見るスピードで気温が上昇している。

 専門家によると、北京の気温は今後5日間でさらに上昇するとみられる。気候学では、日中平均気温が5日連続で22℃を超えた場合に夏季に入ったと見なされる。北京はこの先1週間でぐっと夏に近づくとみられ、予想通りに「夏入り」すれば、北京の春の史上最短記録が樹立されることになる。

                      「人民網日本語版」2004年4月15日