6月の大相撲中国公演を歓迎 曽慶紅国家副主席


 曽慶紅国家副主席は14日、北京・人民大会堂で、野中広務・自民党元幹事長(日中友好協会名誉顧問)を団長とする社団法人・日中友好協会全国代表訪中団と会見した。

 曽副主席は野中氏に「日中友好協会の友人たちが中日友好関係の発展に多大な貢献をしてきた」と賞賛したほか、日本相撲協会の北の湖敏満理事長に対して6月に北京と上海で行われる大相撲中国公演への歓迎を表明した。

 曽副主席はさらに「両国関係の発展を見ると同時に、両国間に存在する問題、特に歴史と台湾の問題も直視し、処理しなければならない。これは両国関係の政治的基礎に関わる重大な原則的問題だ。われわれは『歴史を鑑(かがみ)とし、未来へ向う』の精神で両国関係を発展させることを主張している。中日両国の各界の人々が、『中日共同声明』など3つの政治文書の原則を維持するよう共に努力するとともに、友好の伝統を継承、発展させ、各分野の交流を強化し、両国国民の間の相互理解と信頼を増進させることで、新しい世紀の中日善隣友好協力関係を発展させるための新しい貢献をするよう望む」と指摘した。

                        「人民網日本語版」2004年4月15日