コンピューター人材需要は年間100万人


 人事部や教育部など6つの部・委員会(省庁)はこのほど、人材不足が深刻な分野について「コンピューター関連では今後、人材需要は年間100万人ずつ増え、自動車修理工は2年間内で80万人、看護師は10年間で100万人の増加が必要になる」とする報告書をまとめた。

報告書は、ソフトウェア分野では、規模の拡大に伴い構造上の問題が一段と鮮明になると指摘。2005年までに産業規模は2500億元にのぼり、高級人材で6万人、中級・初級程度でそれぞれ28万人に46万人、さらに企業や機関、学校などが必要とする人材を含めれば、全国で需要は年間約100万人ずつ増えると予測している。

 自動車修理業については、成長を損ねている要因として従業員の質的レベルの低さを強調。自動車保有台数が年間13%のペースで増加しているため、修理工は今後2年間で80万人の需要が見込まれるとして、大半の修理工に正規の職業訓練を受けさせる必要がある提起している。

 また看護師については、2015年までに年平均11万5000人ずつ増やし、合計232万3000人にして、患者1人に看護師1人の態勢を整えるべきだと提唱。さらに高齢化や住宅地でのサービス拡充による需要増を考慮すれば、実際に必要な看護師の数は予想を上回るだろうとしている。

                               「チャイナネット」2004/04/16