第60回ESCAP総会が来週上海で開幕


 外交部の沈国放・部長助理は18日、上海で22〜28日に開催される第60回国連アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)総会の準備作業がほぼ終了したことを明らかにした。中国は今回のホスト国として、会議の成功のために1年近くにわたる準備を進めてきた。

 沈部長助理によると、今会議では「地域の発展における協力の強化、グローバル化時代の課題への対応」をテーマとして、地域の経済・社会情勢、貧困対策、グローバル化と社会――などが討論され、「上海宣言」および関係決議が採択される予定。

 ESCAPは国連がアジア太平洋地域について設けた、総合的な経済・社会発展に関する唯一の政府間組織。1947年に上海で設立された国連アジア極東経済委員会(ECAFE)を前身とし、加盟国および準加盟国の協力推進、経済・社会発展の促進のため、長年にわたり積極的な貢献を果たしてきた。

                        「人民網日本語版」2004年4月19日