流通業などを外資に本格開放 商務部


 商務部はこのほど流通業への外資導入に関する「管理弁法(管理規則)」を公布した。これにより流通分野での外資開放は試験段階から本格的な開放へと移行する。国内・海外の出資者による合弁商社を合法的に設立し、流通ビジネスを手がけることが可能になる。

 同「規則」の主な内容は(1)開放地域の拡大(2)外国投資家の株式保有比率に対する制限の緩和(3)企業の登記資本や出資者の規模に関する規制撤廃(4)外資参入に関する審査の権限を一部下部機関に移譲する。小規模経営で、店舗数の少ない場合や、中国ブランドの商標・商号を使用する場合については、外資系企業の設立に関し、省クラスの商務主管部門が審査と認可を行う――など。

 同「管理弁法」は世界貿易機関(WTO)加盟時の販売業に関する合意事項の実施に当たる。これにより同分野の外資開放が秩序づけられ、国内流通業の一層の改革と発展につながる。

                            「人民網日本語版」2004年4月20日