中国、チベットの道路建設に36億元を投入


 チベット自治区交通庁によると、2004年に国は36億元を計上して、チベットの道路建設と交通整備に供することになっている。

 今年の交通整備の重点には、四川省とチベット南部を結ぶ道路区間の整備、中国=ネパール間の道路およびその他の道路建設と整備プロジェクトが含まれる。これと同時に青蔵道路(青海=チベット)沿線地帯の環境回復プロジェクトも実施する。

 チベット自治区交通庁筋によると、交通部門は道路建設を強化すると同時に、沿線地帯の農民・牧畜民の収入を増やすため、工事に参加を組織し、今年は800人の道路建設技術のトレーニングを行う予定で、増収額が4億元に達するよう努める。

 統計データによると、2003年現在、チベット自治区全域の道路総距離数は4万1302キロで、そのうち農村部の開通距離は2万8914キロで、自治区全体の密度は100平方キロ当たり3.29キロである。2003年には、チベットの農民・牧畜民は道路建設への参加で3859万元の増収となった。

                   「チャイナネット」 2004/04/21