耕地保護国家監督管理システムを確立する中国


 鹿心社国土資源部副部長は最近、北京で開かれた全国国土資源電子政務整備会議で次のように語った。

 中国は耕地保護国家監督管理システムの確立を急いでおり、これによって耕地占用に対する補償と不法占用などの状況に対するリアルタイム・モニタリング・コントロールを強化し、耕地保護のために情報、技術面のサポートと政策決定面のサポートを提供することになっている。

 中国は人口が多く、一人当たりの資源は少なく、経済・社会の急速な発展の資源に対する需要量がたえず増えている。日増しに深刻化している資源状況を前にして、厳しい資源管理制度を実行し、特に世界で最も厳格な耕地保護制度を実行しなければならない。

 耕地保護国家監督管理システムは主として、建設用地審査・認可・管理情報システムを主とし、土地利用の企画・管理、農業用地の用途転換と土地の徴用、土地開発整理プロジェクトの管理、法律施行の監察、市場の監督・管理、リモート・センシングによる監視・測定、生態系保全のための耕地の樹林への還元と農業構造調整などの情報システムを効果的に統合して、縦(たて)の方向において国、省・直轄市、市、県という4クラスを貫き、横(よこ)の方向においてさまざまな管理業務を結び付けたネットワーク化した耕地保護業務運営システムと政策決定システムを形成することを指すものである。このシステムの運営を通じて、耕地に対する効果的な監督・管理を実現し、不法占用と不合理な開発をすばやく発見し、中国の耕地の保護と合理的な利用を促すことを目指すものである。

                          「チャイナネット」 2004年4月27日