北京の研究所関係者など隔離観察へ SARS感染


  北京市衛生局の梁万年副局長は26日、新型肺炎(SARS)の実験室感染が疑われる中国疾病予防抑制センター・ウイルス性疾患予防抑制所を封鎖するとともに、同センターに出入りした職員らを隔離し、全面的な医学的観察および疫病学的検査を実施することを明らかにした。

 衛生部の指導を受け、25日午後7時までに同研究所の関係者約270人が北京胸科病院、小湯山病院など市内各地の医療施設で検査を受けた。市外に出張中の職員についても同様の検査を行うよう、同センター資料に基づいて関係省市に通達が出されている。

                        「人民網日本語版」 2004年4月27日