中国の有人宇宙飛行プロジェクト、11年間に180億元を投入


 中国航空科学技術グループ有人宇宙飛行弁公室の周暁飛主任はこのほど、11年このかた、中国は有人宇宙船、ロケット及びその関連設備の研究・開発の過程で、すでに180億元(22億ドル相当)を投入したことを明らかにした。

 周主任によると、180億元のうち、80億元は酒泉衛星打ち上げセンター、宇宙飛行士訓練センター、北京航空センターなどの関連施設の整備に投入された。これらの施設は、有人宇宙船の組み立て、測定、さまざまな実験などに必要な条件を提供するものであり、中国の有人宇宙飛行事業の持続可能な発展のために基地を提供することにもなっている。その他の100億元は、神舟宇宙飛行船、搭載ロケット及び中国有人宇宙飛行プロジェクトのシステムの整備に投入された。そのうち、無人宇宙船の四回の打ち上げには計9億元が費やされ、有人宇宙船の打ち上げも約10億元かかった。

 中国の有人宇宙飛行プロジェクトは1992年に始動し、四回の無人宇宙船の打ち上げに続いて、昨年ついに初の有人宇宙飛行に成功、中華民族の千年来の飛天の夢を実現した。中国は旧ソ連、アメリカに次ぐ3番目の有人宇宙飛行事業を自力で推進しうる国となった。

                         「チャイナネット」 2004年4月28日