アジア太平洋経済社会会議が採択した「上海宣言」の要点


 新華網上海4月28日発 国連アジア太平洋経済社会会議第60回会議が28日午後上海で閉幕し、「上海宣言」を採択した。同「宣言」の要点は下記のとおり。

 ――アジア太平洋経済社会会議のメンバーと準メンバーは多角主義、協商と協力を通して全世界の問題を解決し、国連が全世界の核心的機関とする役割を重ねて言明し、国連の改革を支持することを承諾し、アジア太平洋経済社会会議の役割をいっそう強める決心をした。

 ――各国が貧困助成、飢餓除去を優先的に考えることを督促し、2015年までにアジア太平洋地域の貧困的人口を半分減らすという目標に達することを目指す。

 ――多角貿易システムを再び構築し、国際金融システムを改革し、一日も早くドーハ交渉を完成し、同地域のWTOメンバーではない国々がWTOに加盟することを助ける。今後十年間が同地域の経済成長と持続可能発展を推進する十年間であることを確定し、区域の情報と通信技術、エネルギー及び環境での協力を促進し、アジア太平洋総合運輸ネットワークを構築し、観光業の発展を促進する。

 ――公共衛生能力を強め、エイズ及びその外の病気に対応するいっそう効果的かつ全面的メカニズムを構築することを協調させ、社会保障ネットワークを改善し、弱者を保護し、同地域の人類安全を促進する。

 ――モンテレイ総意を全面的に実施することを目指す。その外の国連地域委員会と協力し、南南協力を促進し、2006年までに教育、技術発展と譲渡を促す県希有機構ネットワークを構築する。

 ――アジア太平洋経済社会会議のアジア太平洋地域の経済と社会発展を促進することでの肝心な役割を強調し、アジア太平洋経済社会会議執行秘書が資源を徴集し、以上の目標に関する具体的プログラムを制定して実施することを支持する。アジア太平洋経済社会会議が定期に宣言がどのように実施されるかということを審議よるよう要求した。

                     新華網より 2004/4/29