「ホワイトカラー」はもはや時代遅れ?
「中産階層」が姿をあらわした上海


 上海の中産階層をテーマとするシンポジウムがこのほど上海で開催され、専門家たちは、年収10万元以上の中産階層がすでに100万人にも上るという結論を出した。

 中産階層は早期における「ホワイトカラー」、全国各地からの「新上海人」、上海に滞在する外国人の一部から構成されており、年収10万元以上、マイホームとマイカーを保有し、観光・教育などの高額消費能力があることがその共通の特徴であると、専門家たちは指摘している。

 中産階層の拡大にともない、上海の消費構造にも新たな傾向が現れてきた。観光会社は国際旅行のコースを目玉商品にし、上海の高級デパート「友誼商城」は消費者のニーズに応えるため、毎年40%のブランド品を淘汰し、世界の一流ブランド品を導入している。この階層の人々の消費の重点は、すでに不動産などから、レジャー、フィットネスなどへと移り変わっているという。

                       「チャイナネット」 2004年4月29日