第3回中国国際ピアノコンクール、
5月6〜16日まで北京で開催


 中国文化部、中国中央テレビの共催による第3回中国国際ピアノコンクールが5月6〜16日、北京で開催される。

 これまで1994年と1999年に開催され、今回は3回目。中国政府や国内外の音楽関係者の注目と支持を集め、公正さ、権威性、レベルの高さは、国際音楽界からお墨付きを得ている。前2回の出場者からは中国の秦川氏、李雲迪(ユンディ・リ)氏のような優秀な若手ピアニストが誕生している。

 今回の審査委員会は、11人の著名音楽家で構成され、うち8人は、ショパン、チャイコフスキー、リーズなどの国際ピアノコンクールの審査委員長や芸術監督の経験者である。

 世界25カ国・地域から、102人がエントリーした。審査委員会は、選手から郵送されてきた応募影像をもとに厳しい予備審査を行い、47人の出場者が決定した。23カ国・地域から19〜32歳の男性27人、女性20人が出場。香港・澳門(マカオ)・台湾の選手を含む中国人選手は19人が参戦する。

 出場者のレベルは、これまでの2大会を上回り、出場者中26人(うち、中国人10人)は、国際コンクールで好成績を収めた実績がある。

 本コンクールは予選、準決勝、決勝の3段階で行われ、順位を競うほかに、中国作品優秀演奏賞とショパン作品演奏特別賞が贈られる。選手用のピアノは河合楽器、北京星徳琴行(STEINWAY)、ヤマハが、審査委員用のピアノは北京星海ピアノ(HSINGHAI)が提供する。

 またキャノンが独占スポンサーとして運営を支えている。

                                『人民中国』インタネート版