EUとの経済貿易関係の将来性に自信 温総理が表明


 温家宝総理は5月2日から12日までドイツ、ベルギー、欧州連合(EU)本部、イタリア、英国、アイルランドを公式訪問する。訪問を前に温総理は4月27、28の両日、北京・中南海で、ドイツ「ウェルト」紙、イタリア「コリエレ・デラ・セラ」紙、ロイター通信、アイルランド「アイリッシュ・タイムズ」紙のインタビューに応じた。主な内容は次のとおり。

 コリエレ・デラ・セラ:中国とEUは経済分野でどのように協力を強化するべきだと思うか。

 温総理:中国・EU経済関係の発展の勢いは良好だ。貿易額は昨年1250億ドルに達した。昨年の第6回中国・EU首脳会議は1つの目標を立てた。それは中国・EU間の貿易額を2013年までに2000億ドルまで達成することだ。今のところ、この目標は早期に実現できそうだ。中国・EU間の経済・技術協力は大きな潜在力がある。欧州諸国の多くは中国への投資や技術移転をしている。有名な大企業の多くが中国に工場を建てて投資しており、資金提供だけでなく、技術と管理経験をもたらしている。長年の努力を経て、中国とEUの協力は整った一つのシステムを形成した。こうしたシステムを十分に利用して、われわれの経済貿易協力で存在する問題を解決することができる。そのため、私は中国・EU間の経済貿易関係発展の将来性に自信を持っている。

                     「人民網日本語版」 2004年4月30日