第1四半期、農村の現金収入が9.2%増加


 国家統計局はこのほど、全国31省(区、市)の農家6万8千戸に対するサンプリング調査の結果を明らかにした。調査によると、今年第1四半期に農家の現金収入は1人あたり834元となり、前年同期と比べ97元増加した。物価変動分を差引くと、実際には同9.2%、増加率では1.7ポイント上昇したことになる。

 国家統計局は収入増加の主要原因として、農業製品の売上高が大幅に増加したことを指摘している。農産品の販売による第1四半期の現金収入は1人あたり321元で、前年同期に比べ44元(16%)の増、増加率では8.9ポイントの上昇となる。うち農産物の販売による収入が177元で、同27元(17.8%)、増加率は5.5ポイントの上昇。畜産品の販売による収入は123元で、同14元(13.2%)、増加率は9.7ポイントの上昇となった。農業製品の売上増をもたらした要因のうち、95%は販売価格の上昇、5%は販売数の増加とみられる。

                         「人民網日本語版」 2004年4月30日