衛生部新聞弁公室は29日午後、新型肺炎SARSの中国大陸部における感染状況を発表した。
北京市は4月28日午前10時から4月29日午前10時までの感染状況として、地壇医院で隔離治療を受けている疑い例患者2人のSARS感染が確認されたと明らかにした。他の省では新たな疑い例および感染例の報告はない。
新たな感染者2人は、1人目のSARS感染者である李さんの叔母と母親で、うち1人は現在危篤。
李さんの病状は比較的安定しており、ここ13日間は平熱が続いている。他の4人の疑い例患者は引き続き地壇医院で隔離治療を受けている。SARS感染者との密接な接触があった人のうち、すでに22人が医学的観察を解除された。安徽省で感染が確認された宋さんは快方に向かいつつあり、ここ6日間は平熱だった。同省では、密接な接触があった人のうち39人が医学的観察を解除された。
4月22日以降の累計では、安徽省では感染例1例、疑い例1例が、北京市では感染例3例、疑い例4例が報告された。他の省では感染および疑い例の報告はない。
「人民網日本語版」 2004年4月30日
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