中国では延べ4500万人が職業資格証明書を取得


 中国では、1994年から職業資格証明書制度を実行して以来、現在、全国で延べ4500万人の人たちが職業資格証明書を取得した。これは労働・社会保障部部長の鄭斯林氏がこのほど北京で開催された中国就業フォーラムで明らかにしたことである。

 勤労者の職業技能と資質を高めるため、中国は1994年から職業資格証明書制度を実行し、現在、すでに職業資格証明書制度の法律・法規体系と作業体系を一応確立した。1999年に、中国政府は社会全体で学歴証明書、職業資格証明書をともに重視する制度を実行することを打ち出した。2000年に初歩的に就業許可制度の枠組みを確立した。現在、中国では国の職業資格に対応した、初級、中級、高級技能工から技士、高級技士に至る五段階の職業資格トレーニング・システムが確立され、それは勤労者の生涯学習体系の重要な構成部分となっている。現在、全国には職業技能鑑定機構が8万余りもあり、職業技能鑑定・テスト関係者が18万人もおり、職業技能鑑定の平均合格率は84%となっている。

 このほか、中国はまた、技能コンクールと有能技術者の表彰を積極的に繰り広げている。国家クラスの技能コンクールは一般に2年ごとに1回行われている。それと同時に、従業員の職業技能のレベルを高めるため、政府、労働組合、企業の三方面も緊密に協力し合って業種または企業クラスの職業技能コンクールを催している。2003年に全国で技術トレーニング、技術コンクールに参加した従業員の数は1800万人以上に達した。国は1995年から毎年10人の「中華技能グランプリ」受賞者と100人の「全国有能技術者」を選出し、表彰している。

                           「チャイナネット」 2004年4月30日