中国国民総生産は世界第三位に躍進、依然として発展途上国


 国際通貨基金による購買力平価の最新データでは、中国の国民総生産は世界総生産の12.6%を占め、アメリカ21.1%、EU19.9%に次いでいる。中国の国民総生産は世界第三位だとはいえ、中国の人口は世界人口の20%を占め世界総生産との比率より高いため、依然として発展途上国である。アメリカの人口比率は5%、フランスの人口比率は1%であり、世界総生産との比率にははるかに及ばない。

 国際通貨基金は世界を大きく二部分に分けている、一つは29の先進国・地域で、世界総生産の55.5%を占め、もう一つの部分は146の発展途上国で構成され、世界総生産の45.5%を占めている。

 先進国・地域のアメリカ、日本(7%)、ドイツ(4.5%)、フランス(3.2%)、イギリス(3.2%)、イタリア(3%)、カナダ(1.9%)7大強国だけで世界総生産の43.9%を占めている。

 新興国家、発展途上国の中ではインドが5.7%、ブラジルが2.8%、ロシアが2.6%、メキシコが1.8%を占めてはいるが、全アフリカ大陸でようやく世界総生産の3.2%を占めるに過ぎない。

                           「チャイナネット」 2004/05/08