チベット、第一四半期の経済が好調


  チベット自治区統計局の計算によると、今年1月〜3月の総生産は前年同期比12.6%増の38.68億元に達し、国民経済と社会発展は良好な滑り出しを見せた。

 今年、チベット自治区は農牧畜業の増産、農牧民の増収を中心とする食糧生産の保護、安定を基礎として、作付け構成の調整を継続して推進してきた。自治区全域の作付面積は342万ムー(15ムーは1f)で、そのうち食糧作付面積は4%減反の268万ムー、工芸作物作付面積は12%増の60万ムーである。農村インフラ施設建設のテンポは加速され、39万ムーの低生産効率農田が改造され、40.5万ムーの耕地灌漑条件が改善されて5.8万人の飲料水不足問題が解決された。第一四半期期間内に出生繁殖した家畜は277万頭、生存率は89%で、前年同期に比べ8%上昇している。多角経営、郷鎮企業が安定して発展してきており、自治区労務輸出人数は前年同期に比べ49%増の延べ8万人で、労務収入は同27.8%増の6234万元である。農牧民一人当たり平均現金収入は同19.6%増の312元となっている。

 今年の第一四半期におけるチベット工業総生産は前年同期に比べ24.6%増の3.2億元、売上高は同9.2%増の3億元弱を達成し、製品販売率は93.8%に達した。国有企業の生産と販売のバランスは好転し、主要製品生産量は安定して増加している。対外貿易も軽快に発展しており、輸出入総額は同55.7%増の4765万米ドルに達している。

 自治区全域の第一四半期における固定資産投資は、前年同期に比べ14.2%増の3.6億元である。自治区統計局によると、これは主として重点工事建設プロジェクトの着工が早く、資金導入が強化された結果であると分析している。3月末現在、自治区全域で3.42億元の重点プロジェクト投資がすでに確定し、総額4.13億元の10プロジェクトが契約済みである。

                         「チャイナネット」 2004/05/08