「神舟7号」計画スタート 宇宙遊泳・実験室設置も


 中国有人宇宙飛行プロジェクトの王永志総設計師は中国科学技術館で開かれた「有人宇宙飛行科学普及展」に訪れ、計画中の有人宇宙船「神舟6号」プロジェクトが順調に進んでいることを明らかにした。「神舟6号」を打ち上げるキャリア・ロケットは「長征2号F」型の予定で、各システムの生産が始まっており、一部パーツはすでに完成している。船体や各システムも飛行テストの準備作業に入った。

 「神舟6号」の製造が順調に進む中、次の宇宙船「神舟7号」の計画もスタートした。王総設計師によると、「神舟7号」計画には船外活動も含まれ、飛行士による宇宙遊泳が行われる予定だ。さらに、ドッキング試験も行われる予定で、長期的に軌道を周回し、飛行士が短期滞在する宇宙実験室の設置を目指す。「神舟7号」打ち上げについて、専門家は2010年までの実施が有望としている。

                             「人民網日本語版」 2004年5月7日