第15回東アジア・西太平洋電力協会大会、10月に上海で開催


 東アジア・西太平洋電力協会と中国電力企業連合会によって共催される、第15回東アジア・西太平洋電力協会大会が今年の10月18〜22日に上海で開催されることになった。今大会のメーンテーマは、刷新・競争・協力――経済グローバル化の中での電力工業である。

 東アジア・西太平洋電力協会大会は二年に一回開かれるもので、現任の会長の所在国で開催されることになっている。中国は1996年に同協会に加盟して以降、相次いでマレーシア、タイ、フィリッピン、日本での大会に参会した。中国電力企業連合会の理事長で、国家電網公司の総支配人でもある趙希正氏は2002年から同協会の第15期会長を担当している。

 今大会はアジア・太平洋地域の電力工業分野における盛会で、新中国成立(1949年)以来、電力業界が国内で開催する最大規模の、最も影響力のある国際会議である。世界各国から3000人余りの電力会社のトップ、製造業種のCEO、高級管理層、専門家や学者が参会することになる。現在、東アジア・西太平洋電力協会大会は同地域における最大規模で、最高レベルの業界専門会議となっており、世界じゅうの業者に交流と協力の機会を提供している。会議と同時に展覧会も催され、電力工業分野の世界最新技術と設備が出展され、参会者と出展商社にも交流と協力の機会を提供することになっている。

 東アジア・西太平洋電力協会は地域的な民間組織で、1975年に香港で発足した。その主旨は地域や国と電力業者間の交流の推進、参加している電力工業界の会員間の協力の促進、同地域の電力工業が直面している問題の解決、送電および関連課題に関する国際会議やシンポジウム、国際、地域、国有および私営の電力会社間の関連分野における協力、電力工業と関連のある組織と個人の加入などに力添えすることである。30年来、同協会は同地域における最も影響力のある組織となり、すでに17カ国および地域が参加しており、55の企業会員と45の付属会員が加入している。

 中国電力企業連合会は1988年に発足し、中国の電力企業・事業体と地方電力協会組織の自律的かつ、全国的な連合組織である。その主旨は政府、社会、電力企業の間の交流と協力を促進するために架け橋の役割を果たすことである。現在1274社のメンバーが加盟し、32の常務理事を含む189社の理事を擁し、12の常設事務機構が設けられており、火力発電、水力発電、送電など10の分会と2の専門委員会がある。

 企業間の協力はみずからの発展のために必ず歩まなければならない道である。東アジア・西太平洋電力協会は各メンバー間の相互協力のためのチャンネルともなっている。大会の詳細はhttp://www.cepsi2004.comをどうぞ…

                      「チャイナネット」 2004/05/10