中国秦山原子力発電所第二期工事2号ユニット、
商業用運行を開始


 発電容量65万キロワットに達する中国秦山原子力発電所第二期工事2号ユニットが今月初め、商業用運行に入りました。

 原子力発電秦山聯営有限会社の李永江総経理は10日、北京で行われた記者会見で、「秦山原子力発電所第二期工事2号ユニットの運営稼動により、華北地区の電力不足がいくらか緩和されるだろう」と述べました。

 秦山原子力発電所は中国東部浙江省にあり、1991年から発電が始り、その第二期工事は1996年に、着工され、中国がはじめて自力で設計し、建造し、運営する商業用原子力発電所です。ちなみに1号ユニットは2002年から発電が始っています。

 中国で現在運行、建設されている原子力発電所ユニットはあわせて11基で、発電総量は860万キロワットに達しています。中国の原子力発電所開発計画によりますと、2020年までに中国の原子力による発電量は3300万キロワットまで達するということです。

                                CRI 2004/05/11