中国、少数の国家の世界保健総会での『台湾独立』
提案に断固反対


 中国外務省の劉建超スポークスマンは10日北京での記者会見で、「ソロモン諸島など少数の国が世界保健総会で台湾独立の提案を出したことは何の法律的根拠もなく、中国政府はこれに断固反対する」と強調しました。

 伝えられるところによりますと、ソロモン諸島は最近、台湾がオブザーバーとして今年の世界保健総会に参加することを提案しました。劉建超スポークスマンはこれに対し、「世界保健機関は国連の専門機構として、主権国家しか加盟できないものだ。台湾は中国の一部であって、世界保健機関に加盟したり、或いはオブザーバーとして世界保健総会に参加することはできない」と強調しています。

 劉建超スポークスマンはまた、「中国中央政府はこれまで一貫して台湾民衆の福祉と健康権益に関心を寄せており、海峡両岸の医療衛生分野での交流を積極的に推し進め、台湾が衛生情報を得ることに援助している。台湾当局の真の意図は衛生問題を借りて世界保健機関で『二つの中国』、『一つの中国、一つの台湾』を作り、『台湾独立』の陰謀を企むためだ。しかし、このような企みは絶対に叶えられないものだ」と語りました。

                               CRI 2004/05/11