安徽省の六安市で漢代の墓を発見


 安徽省六安市の文物部門はこのほど、前漢(紀元前206〜紀元220年)の墓を発掘し、玉の飾り、銅壷、銅鏡、秦の時代の銅銭などの珍しい文物が出土した。

 この墓は六安市の経済開発区にある某会社の建設工事現場で発見されたもので、完全な形で保存されている。墓の輪郭の長さは3.2b、幅は2.5b、深さは3.5b。

 六安市文物管理局文物科の楊先鋒科長によると、玉の飾りは彫刻の模様が非常に精緻で、質も良く、精細をきわめたものである。また、銅壷などの文物から見ると墓の主は身分のかなり高い人で、完璧に保存されており、盗掘された痕跡はない。六安市にはこのような完全な形で保存されている古代の墓はこれまでまれに見るもので、出土した文物もかなりの研究価値がある。

                          「チャイナネット」 2004/05/12