中国、周辺国との道路ネットワーク連結案が確定


 区域協力の強化につれて、周辺国との経済貿易や文化交流が日増しに盛んになってきている。こうした国際貿易と人員の往来に便宜をはかるため、中国は周辺国との道路ネットワークの連接案を確定した。

 伝えられるところによると、現在中国は西北部、西南部、東北部の国境地域の16の陸地通商窓口を通じて、パキスタン、ネパール、ミャンマー、ラオス、ベトナム、朝鮮、ロシア、モンゴルなど12の国とつながっており、総延長は約1万`である。

 計画によれば、中国は国内の東部、中部、西部の1万5000`の道路を周辺国の道路と連結し、一体化した道路ネットワークを形成する予定である。

 前日、中国はアジア道路ネットワークに正式に加入し、その総延長距離は2万6000`で、全体の20%を占めている。加入した道路区間は全国130の大・中都市を結びつけ、65の観光都市に通じ、3億人をカバーしている。どの国境地域の省・自治区にも周辺国に通じるアジア道路ネットワークとリンクした道路が確保されている。

 中国はまた積極的に周辺国との間で輸送協力システムを構築し、アセアン各国に通じる道路を開通し、地域全体の交通輸送の利便化を図っている。

                       「チャイナネット」 2004/05/14