中国のパンダ保護事業に慶応大学が650万円を寄付


  慶応大学は15日午前、成都市のパンダ繁育研究センターに再び650万円を寄付し、パンダが食用とするため同センターに竹林10ヘクタールを栽培し、パンダ保護事業の支持と植樹事業の宣伝を引き続き行っていく内容を発表した。

 同センターと慶応大学の「中国環境研究学会」が2000年に制定した、科学研究協力事業の6年にわたる実施計画によると、研究員は成都市近郊での栽培に適しパンダが食用とする竹、およびいっしょに植え付けて竹の生長に役立てる木6〜7種を栽培試験によって選び出し、最終的にパンダの放し飼い実験区域に科学的根拠を提供する計画だ。

 同センターの余建秋副主任の話によると、この研究事業はすでに4年目に入った。2001年から2003年に日本側が650万円を寄付し、パンダが食用とするためにセンターに4ヘクタールの竹林を栽培した。協力事業の成果は十分に現れているという。

                      「人民網日本語版」 2004年5月17日