農産物輸出構造を調整、労働密集型製品輸出にテコ入れ


 商務部の于広洲副部長は先ごろ開催された農産物輸出研究討論会の席上で、「わが国は農産物輸出構造を調整し、海産物、水産物、家畜家禽製品、園芸製品など国際競争力を持つ労働密集方農産物輸出を発展させ、家畜家禽調理済み製品の輸出比率を高めていく」方針を明らかにした。

 氏は、「わが国は土地資源が不足している国であり、土地密集型の農産物は国際市場で競争力を持っていない。わが国の優位性は豊富な労働力資源にあるので、今後は水産物、海産物、家畜家禽製品、園芸製品などの労働密集型農産物輸出を、わが国のテコ入れ政策の重点としていく」ことを強調した。

 さらに氏は、「今後、措置を講じて、家畜家禽調理済み製品の輸出比率を高め、調理済み製品加工による製品付加価値の向上を図り、産業連鎖を延長させて、就業の機会を増加させる。現在、わが国の家畜家禽製品輸出の中の調理済み製品輸出が占める比率は47%に過ぎないので、潜在力は非常に大きい」ことも強調した。

                            「チャイナネット」 2004/05/17