中国、台湾問題の現状について声明を発表


 中国共産党中央台湾事務弁公室、及び国務院台湾事務弁公室は17日、現在の両岸関係について声明を発表し、その中で「両岸関係は厳しい情勢に直面している。中国の分裂を目指した『台湾独立』活動をあくまでも制止し、台湾海峡の平和と安定を維持することは、両岸の同胞の指し迫った任務だ」と強調しています。

 この声明は「四年来、陳水扁氏はさまざまな分裂勢力を纏めて、『台湾独立』活動を行っており、『憲法の制定』を通じて『台湾独立』を実現させるタイムテーブルを公に提出し、両岸関係を危険きわまる境地に導いた」と述べています。

 この声明は「『一つの中国』を堅持する立場には、決して妥協はなく、和平交渉のために努めようとする努力も決して放棄しない。さらに、台湾同胞と共に、両岸の平和的な発展を図る誠意は決して変わらず、『台湾独立』を決して容認しない。最大の誠意を尽くして、最大の努力をし、祖国の平和統一を実現させていくつもりだ。しかし、台湾当局が危険を顧みず、『台湾独立』の重大な事件を起こすならば、中国人民はすべての代価を惜しまずに、『台湾独立』の企みを断固として打ち負かす」と強調しています。

                                  CRI 2004/5/18