新華社評論員の文章、1つの中国という原則には
駆け引きをする余地がないと強調


 中国の国営通信社である新華社通信は18日評論員の文章を発表し、「1つの中国という原則は、中華民族の根本的な利益や国家の主権と領土の保全に関わる大問題であり、この問題には、駆け引きをする余地がない」と強調した。

 この文章は、「当面、台湾当局の指導者は『台湾独立』の分裂活動を大いに行い、両岸関係を危険の瀬戸際に押しやった。中国共産党中央台湾活動弁公室と中国国務院台湾事務弁公室が17日に発表した両岸関係についての声明は13億中国人民が国の統一を擁護し、分裂に断固反対する共通の意思と断固とした決意を充分に表している。1つの中国という原則を堅持する必要があるかどうかは、中国政府と陳水扁氏及びすべての『台湾独立』分裂勢力と戦う焦点である。世界には、中国が1つしかなく、海峡両岸は同じく1つの中国に属しており、これは歴史であり、現状でもある。両岸関係の発展の実践が示しているように、1つの中国という原則は台湾海峡の平和と両岸関係の安定した発展の基盤であり、両岸同胞が幸せな生活を送る保障でもある」と述べている。

                              CRI 2004年5月19日