長江「ゴールデン水道」整備に160億元を投資


 現在、中国はコンテナ取扱量で世界第1位にある。政府は2020年までに長江「ゴールデン水道」の整備に160億元を投資する計画だ。

 港湾の貨物取扱量は2003年に33億トンに達し、前年比17.9%増加した。うち標準コンテナは4735万個で、同32%の増。コンテナ取扱量では2002年に米国を抜いて世界第1位に躍進し、現在、全世界に占める比率は19.4%にのぼる。港湾別では上海港が1128万個、深セン港が1065万個で、それぞれ世界第3位に第4位。

 港湾建設投資額は2003年に206億元に達し、前年比48.8%増加した。新規建設された1万トンクラス以上のバースは45基で、取扱能力は新たに820万トン増大。水運のインフラには50億元を投資、改善された内陸河川航路は約1600キロあまりにおよぶ。

 長江の水上輸送を活性化するため、上流は雲南省の水富港、下流は上海市の長江河口までの全長2838キロにおよぶ幹線航路の整備に2003年に着手した。投資額は2020年までの17年間に160億元に達する見込みで、長江の大規模整備は1949年の新中国建国後初めて。2020年には安全で渋滞のない、快速で高効率、現代的な航路が完成する予定。

                         「チャイナネット」 2004/05/21