12月から外資系銀行の人民元業務が開始 北京


 北京市の王岐山市長は19日に開かれた「2004年北京国際金融フォーラム」で、「今年は中国が世界貿易機関(WTO)に加盟してから3年目にあたる。WTOに対する中国政府の承諾事項に基づき、今年12月11日から北京市での外資銀行の人民元業務を許可する」と述べた。

 王市長は、2003年北京市の域内総生産(GDP)が3611億元に達し、うち金融業は513億8千万元で全市GDPの14.2%、第三次産業生産額(付加価値ベース)の23.2%を占めていることに触れ、「金融業が首都の経済発展の中で重要な地位にあり、発展の余地が大きいことを表している」と指摘した。

 王市長は「チャンスと試練が並存する現状に対し、北京市の各金融機関は合理的な発展観に基づいて対外開放を引き続き加速する必要がある」と述べた。

                         「人民網日本語版」 2004年5月21日