天津市、心理教師が規範化トレーニングを受ける


 天津市教育委員会は同市の4万人の小中学校の心理健康教育に従事している教師に対しトレーニングと資格認定をおこなうことになっている。3年間をかけてこの仕事を基本的に完成する予定である。これは天津市で初めてのことである。

 天津市教育委員会の目標によると、中学校は一校に一人ないし3人の心理健康教育指導教師を置き、小学校は一般に一校に一人ないし2人の心理健康教育指導教師を置き、各区・県には少なくとも2人の心理健康教師を置く、としている。天津市全体で、あわせて4万人の小中学校の心理健康教育教師がトレーニングを受けることになり、合格すれば資格証明書を取得することができる。

 資格証明書は3種類に分かれ、A類は天津市の各区・県クラスの小中学校心理健康教育指導教師資格証明書である。A類資格証明書を取得する教師は必ず104時間のトレーニングを受けるとともに、下記の条件に備えた者でなければならない。心理学、教育学の大学本科卒業以上の学歴、その他の専門である場合、大学本科卒業以上の学歴がある上に学校の心理健康教育に従事したことがある。その他の学科の専門学校を卒業し、また小学校の高級教師または中学校の一級教師の資格を取得するとともに、学校の心理健康教育に従事したことがある。心理的素質がよく、心理健康教育の仕事が好きであるもの。

 B類資格証明書は天津市小中学校の心理健康教育補導教師資格証明書である。この資格証明書を取得する教師は必ず69時間のトレーニングを受けるとともに、下記の条件に備えた者でなければならない。心理学、教育学の大学本科卒業以上の学歴があり、その他の専門であれば、大学本科卒業以上の学歴がある上に学校の心理健康教育に従事したことがある。中学教師の場合では、その他の専門学校卒業以上の学歴があり、中学校一級教師の資格を取得するとともに、学校の心理健康教育に従事したことがある。小学教師の場合では、中等師範専門学校卒業以上の学歴がある上に小学校の一級教師の資格を取得するとともに学校の心理健康教育に従事したことがあり、心理的素質がよく、心理健康教育の仕事が好きであるもの。

 C類資格証明書は天津市小中学校のクラス心理健康教育補導教師資格証明書である。この資格証明書を取得する教師は必ず36時間のトレーニングを受け、国が規定している学歴に符合するとともに、クラス担当教師のキャリアがなければならない。

                       「チャイナネット」 2004/05/24