民族区域自治の白書 チベットで強い反響を


 中国国務院報道弁公室が23日発表した「チベット民族区域の自治」という白書は、チベットで強い反響を呼んでいます。学者と住民はそれぞれ、「民族区域自治の実行によって、チベット住民は国の主人公になった権利を享受できようになり、チベット社会は歴史的な進歩を遂げており、白書は系統的に人々にこれらの状況を説明し、その意義が大きい」と表明しました。

 チベット大学のダロサンロジェ副学長は「もともとチベットは、現代的な学校が一つもなかった。青壮年の読み書きできない文盲率は95%に達していた。去年の末まで、チベットではすでに1000余りの各種類の学校が建てられ、在校生が45万人に達し、文盲率も30%に下がった。これは中央政府のチベットで実行した民族区域自治制度と関係があるはずだ」と述べました。

                               CRI 2004/05/25