貧困扶助国際大会が上海で開催


 世界銀行と中国政府の共同主催による初めての貧困扶助国際大会が、『貧困撲滅成果の大規模推進』というテーマで26日に中国の上海で開催され、温家宝総理が『世界の貧困減少のために手を携えて行動しよう』と題する基調講演を行った。

 温家宝総理はその講演で、世界の貧困撲滅における中国の主張を明らかにしたが、これら主張には、平和で安定した国際的環境と国内環境を作り出すため各国が努力すること、公正かつ合理的な政治と経済の世界新秩序の構築に努めること、先進国には発展途上国を援助する上で義務と責任があることなどが含まれている。

 温家宝総理は、「中国は人民の生存権と発展権を保障するために貧困扶助活動を展開し、貧困地区でのインフラ整備を通じて地元の資源を開発し、教育を普及させ、農村人口の健康レベルを向上するなどの措置を講じて、貧困人口の貧困脱却能力を強めてきた」と述べた。

                          CRI 2004年5月26日