北京、今年の重点プロジェクト66件を確定


 北京市は今年の重点プロジェクトとして66件を確定した。うち交通関連は19件で、投資総額は853億元。

 一般プロジェクトも含めると件数は126件となり、投資総額は2722億元にのぼる。重点プロジェクトに確定されたのは、交通関連施設の建設、生態環境の整備、郊外区のインフラ整備、社会事業、大型公共事業、ハイテク産業・製造業などの分野の66件。

 市民生活と密接な関係のある都市交通関連では、一般プロジェクトを含めて40件を数える。軌道鉄道や南北を結ぶ幹線道路、環状線の高速道へのアクセス、市街地の環状道路など北京市のネットとなっている問題を重点的に解決していく。環境整備や都市給水、電力供給関連は10件で、生態環境の整備と汚水処理、水・ガス・熱など市民生活に欠かせないインフラ整備が重点。老朽家屋の建て直し面積は25万平方メートルで、今年は2万世帯を対象に実施する。工事のため一時移転していた従来の居住者や、「経済適用型」アパートの建設は、工事再開面積が800万平方メートル、新規面積が200万平方メートル。

 関心を集めている五輪競技施設、社会事業、大型公共事業関連は20件。投資総額は942億9000万元。国立スタジアムや国立スポーツセンター、国立劇場、首都博物館新館、中国映画博物館、大学工業団地、疾病制御センターの建設のほか、北京医科大学第3医院の拡張工事、北京図書ビルの第2期工事などに着手する。

                     「チャイナネット」 2004年5月28日