中国での農民所得増加が貧困撲滅での新しいチャレンジに


 国務院貧困扶助弁公室の劉堅主任が26日上海で、「これまでの20数年に中国の貧困扶助活動は世界から注目される成果をあげたが、新しい段階の貧困扶助活動は新たなチャレンジを迎え、貧しい農民の所得増加がいまの急務となっている」と強調した。

 これは劉堅主任が当日開幕した世界銀行と中国政府の主催による貧困扶助国際大会の席上述べたもので、劉堅主任はその際、「いまのところ、中国国内の農産物の需給関係には深刻な変化が見られる。農産物市場の競争が激しくなる状況の下で、貧しい農民の所得をいかに増やしていくかが、中国の貧困扶助での難関突破という新しい課題となっている。今後、中国は農村での貧困扶助活動で貧困人口の総合的素質の向上と経済的収入の増加に重点を置き、より多くの金融機関の貧困地区における貸付業務展開を奨励し、また、国際機構と引き続き協力して、貧困扶助と開発の分野における交流と協力を続けていく」と述べました。

                         「CRI」より 2004/05/28