第10回中日経済シンポ 温家宝総理の祝辞


 1日に東京・ホテルオークラで開かれた第10回中日経済シンポジウム(人民日報社と日本経済新聞社の共催)に寄せた中国の温家宝国務院総理の祝辞の概要は次の通り。

 第10回中日経済シンポジウムが東京で開幕するに当たり、シンポジウムの開催に謹んで心からのお祝いを申し上げます。

 中日経済シンポジウムは、両国の経済界関係者が中日の経済関係を共に探求する重要な舞台として、長年にわたる中日友好、特に経済貿易関係の促進に積極的な役割を発揮してきました。これを私は高く評価しております。

 中日の国交正常化以来、両国の経済関係は絶えず深まり、すでに相互依存と共同発展の構造を形成するまでになりました。中日の経済貿易協力には大きな潜在力があり、東アジア地域の経済協力を推進する上で、共通の利益があります。中日関係の順調な発展は、両国の経済貿易協力の拡大を保障するものであり、東アジア地域の経済協力を進める原動力でもあります。これは中日両国の国民の長期的かつ根本的な利益にかなうものです。中日両国の経済界関係者が、中日関係の健全で安定した発展のために新しい貢献をするよう、共に努力していくことを希望しております。

 最後に、今回のシンポジウムが素晴らしい成功を収めることを、心からお祈り申し上げます。

                        「人民網日本語版」 2004年6月2日