アルゼンチンは中国の市場経済承認を 商務部長


 商務部の薄熙来部長は1日、アルゼンチン訪問を終えて、次の訪問国チリに向かった。アルゼンチン訪問中、ビエルサ外相、ラバニャ経済財政相とそれぞれ会談し、経済貿易協力の強化などの問題について話し合った。

 アルゼンチン側は会談で「中国経済は何年にもわたる急速な発展を続けている。アルゼンチンは中国との貿易関係の発展を重視しているだけでなく、中国と長期的、戦略的、互恵の協力パートナー関係を樹立したいと考えている。両国が地域経済および多国間経済において協力を強化することを望む」と述べた。

 薄部長はアルゼンチンの立場を称賛した上で、「長期的な戦略協力パートナー関係を構築するために、アルゼンチンが早期に中国の市場経済体制を承認することを望む」と述べた。また薄部長は、双方が関連の協議機関を設立して、反ダンピング措置が二国間貿易に与える影響を減少させ、両国の企業間の協力を押し進め、相互の投資を促進するよう図るとともに、南米南部共同市場(MERCOSUR)との協力を強化していきたいとの考えを示した。

                       「人民網日本語版」 2004年6月4日