第11次五カ年計画の政策制定、8大経済区を基礎に


 国務院発展研究センター発展戦略区域経済研究部の李善同部長は、珠江デルタの区域協力と発展に関するフォーラムの開催期間に、中国の「第11次五カ年計画」における区域発展の構想と筋道は今年中に確定する見込みで、その政策制定の基礎は、東中西の3区域に分けるという以前の粗削りな区分方法を改め、「8大経済区」とすることを明らかにした。

 8大経済区はそれぞれ次の通り。

 (1)南部沿海地区――広東省、福建省、海南省

 (2)東部沿海地区――上海市、江蘇省、浙江省

 (3)北部沿海地区――山東省、河北省、北京市、天津市

 (4)東北地区――遼寧省、吉林省、黒竜江省

 (5)長江中遊地区――湖南省、湖北省、江西省、安徽省

 (6)黄河中遊地区――陝西省、河南省、山西省、内蒙古自治区

 (7)西南地区――広西チワン族自治区、雲南省、貴州省、四川省、重慶市

 (8)西北地区――甘粛省、青海省、寧夏省、西蔵(チベット)自治区、新疆ウイグル自治区

 李部長は、今後の政策制定について、上記の8大経済区によって経済区を統一的に考慮することを望むとの希望を示した。

                      「人民網日本語版」 2004年6月7日