中国、銀行業の対外開放を更に拡大


 中国銀行業監督管理委員会の劉明康議長はこのほど北京で、「中国は銀行業の対外開放をさらに拡大する」と表明しました。

 劉明康議長はまた、「現在、中国銀行業監督管理委員会が『外資系金融機構の国内金融機構への投資と出資に関する管理方法』を修正したことで、外資系機構による投資が投資総額で占める割合は25%近くに上り、運営資金への規制をも緩和し、また、銀行カードの発行を推進するため、中国銀行業監督管理委員会は関係部門と共に銀行カードに関する管理条例を起草しており、自動車ローンの消費市場を開放するため、3社の自動車金融会社の設立を批准した。さらに、CEPA・大陸と香港との経済・貿易緊密化協定に基づき、香港銀行3行の支店開設の申請を受け入れた」と明らかにしました。

 WTO・世界貿易機構加盟の承諾に基づき、中国はこれから相次いで金融市場を開放し、拡大していくということで、現在、13の都市は、外資系銀行で人民元業務を開始し、いくつかの外資系銀行が国内企業の人民元業務を扱うことを許可しました。

                               CRI 2004/6/7