中国の鄭斯林労働と社会保障相はこのほど、今後の一時期中国の社会保障システムの改革が多くの挑戦に直面することから、中国の経済発展の水準に適合する社会保障システムを構築し、完備させることは長期かつ困難な任務であると指摘しました。

　鄭斯林労働と社会保障相は、「高齢化が中国の社会保障システムの改革における問題の一つである。現在、中国は既に高齢化社会に入り、全国の企業養老保険基金の赤字が増大しつつある。今世紀30年代になると、中国は老齢化のピークを迎え、都市部と農村部の養老保険と医療費用の負担が重くなる」と予測されます。

　鄭斯林労働と社会保障相はまた、「中国がWTO・世界貿易機関に加盟した後、社会保障システムの構築が国際情勢にも影響されてしまう。そのため、関連の法律と法規を着実に履行し、整備させ、作業環境を改善し、労働者に基本的な保障を提供し、その合法的権益を法律に基づいて保護することも社会保障システムの構築における重要な課題である」と強調しました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　CRI　2004/6/8