大相撲中国公演代表団、上海の名所を観光


 「2004日本大相撲中国公演」のために訪中している力士代表団は8日午前、豫園、東方明珠電視塔(テレビ塔)、外灘(バンド)、南京路の歩行者天国など上海の名所を訪れた。各名所に立ち寄るたびに周囲が沸き返り、中国の人々に熱く歓迎された。

 力士たちが現れると、一般の観光客らは驚きつつも大喜びで、日本からの客に次々とカメラを向けた。力士たちとの記念撮影を希望する人も多く、力士たちは熱い天気の中でも笑顔で何枚もの撮影に応じた。力士たちもカメラを買い、橋の下を川が流れる伝統情緒たっぷりの風景や、現代的な高層ビルを背景にお互いにシャッターを押し合った。

 南京路の歩行者天国では、力士たちが楽しげ観光する姿を、甘粛省からの観光客がデジタルカメラに収めた。この観光客は、「日本の相撲をテレビで見たことがあったが、今日力士たちに目の前で会えるとは思いもしなかった。相撲は日本の伝統文化だ。力士たちの今回の中国訪問で、さらに多くの中国人が日本の文化を知ることができる。力士たちも、中国への理解を深めるだろう」と話した。

 相撲団は、9日と10日に上海体育館で公演を行う。

                           「人民網日本語版」 2004年6月9日