国家林業局の趙学敏副局長は10日北京で、「中国では、いま野生パンダの数が1590匹あまりに達し、これは1980年代に行われた調査の時より500匹近く増えていることになる」と発表した。

　趙学敏副局長は、「1999年からの3回目の調査の結果、中国の野生パンダの数は前回の調査結果より大幅に増え、その分布範囲は拡大し、生息環境も改善されている」と述べた。

　趙学敏副局長は「長年の努力を経て、大部分のパンダの野生種と生息地は効果的に保護されてきた。これまでの科学研究を経て、パンダに対する人工の繁殖と飼育などにおける問題解決に成功し、その人工繁殖による優良種の数もかなり増え、また人工飼育したパンダはすでに161匹に達している」と述べた。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｢CRI｣より　2004/06/11