胡錦涛主席、中国と中央アジア諸国との善隣友好強化を強調


 ウズベキスタンのタシケントで開催された「上海協力機構サミット」に参加した中国の胡錦涛国家主席は16日、ウズベキスタン最高会議ビルで、「善隣的な相互信頼を深め、麗しい未来を切り開こう」というテーマの講演を行い、中国は中央アジア諸国と政治的相互信頼を強め、善隣的な相互信頼を深め、互恵の協力を拡大していくとの中国政府の立場を改めて表明すると同時に、安定を維持し、安全を強め、経済発展を速めることは、この地域の共同の任務であると強調し、隣国と善隣関係を結び、隣国とパートナ関係を築くという中国の外交方針を中央アジアと世界に改めて公表した。

 胡錦涛主席はその際、「中央アジア各国は、ユーラシア大陸の新興勢力として、それぞれの発展と独自の地理的役割を発揮して世界から注目されている。中国と中央アジア諸国との友好協力関係を絶えず発展させるため、中国政府は、平等と互恵を踏まえ、中央アジア諸国を含む周辺地区との経済技術協力を強化し、これら各国と共に互恵で補完性を持つ新しい局面を切り開いていきたい。中国の発展は中国人民により多くの福祉をもたらし、中央アジア地区の発展の加速にも積極的影響をもたらすに違いない」と強調した。

                            「CRI」より 2004/06/17