国務院常務会議 現在の経済情勢を分析


 国務院の温家宝総理は16日午前、国務院常務会議を開き、経済情勢を分析し、各部署が重点的に取り組むべき業務を指示した。

 常務会議では次のような認識が示された。

 現在の経済情勢は全体的に良好である。マクロコントロールは明らかな成果を上げている。経済運営における不安定かつ不健全な要素は抑えられ、国民経済は急成長しており、経済効果は着実に高まっている。同時に注視しなければならないのは、現在の経済運営においていくつかの矛盾と問題が依然としてかなり際立っていることだ。投資規模は依然として過剰気味であり、石炭、電気、石油、交通の需給関係は依然として供給不足気味である。マクロコントロールの手を決して緩めてはならない。

 常務会議は現在、重点的に取り組むべき任務として、次の点を挙げた。

 (1)経済運営とマクロコントロールにおいて現れた新しい状況、新しい変化に基づき、増え続けている通貨や貸付の供給を引き続き制御し、土地管理を強化する。同時にコントロールの強弱と重点をよく把握し、市場があって利益を上げている企業への正常な流動資金の貸付をサポートし、国家の産業政策と市場認可の条件に合う建設プロジェクトをサポートする。

 (2)夏の食糧買い上げと備蓄、作付けを適切に行う。

 (3)洪水と干ばつに対する適切な対策を取る。

 (4)電力需要のピークを迎える夏に向けた各措置を実行する。

 (5)経済社会の発展における弱点を引き続き強化する。農業、水利、生態環境、社会事業へのサポートを強化する。

 (6)雇用、再雇用に関する事業を適切に進める。

 (7)食品の安全に対する監視、管理と安全生産を強化する。

                          「人民網日本語版」 2004年6月18日