南開大学の教員が「橋本萬太郎歴史音韻学賞」を受賞


 天津市で19日夜、国際中国語言学学会(IACL) の今年度の「若手研究者賞」と「橋本萬太郎歴史音韻学賞」の選考結果が発表され、南開大学文学院の教員で西蔵(チベット)族の意西微薩・阿錯氏(言語学博士)が両賞を独占した。意西微薩・阿錯氏は南開大学の出身で、西蔵族としては初の言語学博士。現在は漢語(中国語普通話)と西蔵語の比較、言語の接触に関する研究、言語哲学や哲学認識論の研究などを専門とする。今回の論文のテーマは、「言語の深度の接触メカニズムと、チベット語と漢語の言語類型の差異についての問題」。

 国際中国語言学学会は、中国言語学研究では世界的に権威のある学術団体。毎年1回開催される学会では、35歳以下・助教授以下の中国言語学専門の若手研究者を対象に、「若手研究者賞」と「橋本萬太郎歴史音韻学賞」の2つの賞を選出する。

                     「人民網日本語版」 2004年6月22日