現在の市場物価は基本的に安定 発展改革委報道官


 国家発展改革委員会の曹玉書報道官は23日、現在の物価問題について記者からの質問に答えた。

 ――昨年末以来、物価の絶え間ない上昇が人々の関心を集めている。インフレを警戒する必要があるという人もいる。現在の物価情勢をどのようにみるか。

 現在の市場物価は基本的に安定している。

 物価は2001年10月以来、14カ月連続でマイナス成長を続け、03年1月にやっとプラス成長に転じた。現在の物価上昇の原因は多方面にわたり、最も主要な原因には昨年の物価上昇の波及効果が挙げられる。今年1〜5月期に消費者物価は3.3%上昇し、うち約60%は昨年の物価上昇のあおりを受けた分で、残り約40%が新たな要因で上昇した分だ。昨年の物価上昇の波及効果による影響は、今年第3四半期まで続くことが予測される。ただ5月の物価は4月より0.1%減少しており、現在の物価上昇は抑制可能な範囲内に収まっていることがわかる。また当面の物価変動は人々の許容範囲内にあり、ここ数カ月の個人所得の上昇率は物価上昇率の2倍に相当する。

                    「人民網日本語版」 2004年6月25日