6カ国協議2日目の状況を説明 外交部報道官


 外交部の章啓月報道官は24日の記者会見で、朝鮮半島の核問題を話し合う第3回6カ国協議の同日の状況について説明した。主な内容は次の通り。

 24日午前は中国、日本、ロシアが朝鮮半島の核問題をどのように解決するのかそれぞれの主張と構想を提示した。また各国は提案した具体的な解決案について討議を続けた。

 中国代表団の団長を務める外交部の王毅副部長は発言の中で、中国の朝鮮半島核問題に対する原則・主張、および第1段階として始動させる行動の構想について詳しく説明した。王副部長は「第3回協議は穏やかで良好なスタートを切った」と述べ、その理由に次の3点を挙げた。

 (1)各国がこれまで達した重要な共通認識を再び確認し、われわれが引き続き前へ進む基礎となった。

 (2)各国がいずれも核問題解決の具体案あるいは構想を示し、各国が協議を進展させたいという強い政治的願望を体現している。

 (3)各国がみな真剣かつ前向きな精神で他の参加国の提案に対応し、相互尊重、対等協議の精神を体現している。

 王副部長は「和平協議プロセスの継続推進が国際社会の普遍的願いであり、各国の利益にもかなう。各国がさらに柔軟性をはっきり示し、共通認識を広げ、相違点を縮め、協議が実質的問題の解決に第一歩に踏み出すことを望む」と強調した。

 24日午後は各代表団が、会議で討議した問題と具体案をめぐり、それぞれ二国間協議を行った。

                    「人民網日本語版」 2004年6月25日