フライト遅延で乗客に補償、対策制度で改善に期待


 民用航空総局は、フライトの遅延に対する対策3項目を間もなく打ち出し、航空会社がフライトの正常実施率の引き上げを重視・強化し、遅延を減らすよう促進する計画だ。民用航空総局は一連の対策で、中国国内の航空会社のフライト正常実施率が現在の77.9%から80%以上に向上するよう期待している。

 対策はつぎの3項目。

 (1)フライトが正常に行われているかどうかを報告する制度を作る。

 (2)「民用航空総局の、国内航空会社自身の原因でのフライト遅延による旅客への補償に対する指導意見」(試行)を打ち出す。

 (3)航空会社のフライト正常実施率を航路(フライト)の運営権と連結させる。

 この3項目の対策に基づいて、4時間以上のフライト遅延は必ず直ちに民用航空管理局に報告することが定められた。航空会社自身の原因でフライトが遅延した場合、4時間以上8時間未満と8時間以上のケースに分け、航空会社はそれぞれのケースにより乗客に補償を行うことが義務付けられる。補償方法は、現金の支払い、航空券費用の割引、マイレージの加算などさまざまで、乗客自身の希望で決められる。このほか、12時間以上遅延した場合、そのフライトや航路の運営許可が一時的停止または抹消される。

                        「人民網日本語版」 2004年6月27日