北京の小中学校、9月から新カリキュラムを実施


 北京市の大半の小中学校で9月の新学期から、児童や生徒によりゆとりを持って学習してもらい、より多くの体を鍛える時間を与える目的から体育の授業が増設される。

 北京の80%以上の小中学校は9月から教育部制定の新カリキュラムを実施する。市教育委員会の『教育部の「義務教育課程設置試験プラン」を実施するカリキュラム計画の試行』によると、小学1、2学年では1週間の授業数が26時限を超えてはならず、従来の27時限から1時限減ることになり、低学年児童の授業負担はやや軽減される。

 新カリキュラムの実施では体育、外国語の授業がやや増加する。体育については、小学1、2学年で1週間に従来の倍の3〜4時限、その他の学年でも3時限設置しなければならない。

 外国語は小学1学年にも2〜3時限設置されるが、低学年では統一したテキストは採用せず、ヒアリングとスピーキングが主体。市教育委員会では、英語の授業を増設したのは小中学生の外国語水準をより高めるのが目的と話している。

                     「チャイナネット」 2004/06/28